STEP4 受診中もニキビケアしよう!

ニキビはお肌の疾患。
ニキビを「つくりたくない・悪化させたくない」人のために、
肌にいいことを紹介しますぞ!

受診中の方へ向けて、今後のニキビ予防と対策をご紹介。
実践してニキビのない肌を目指しましょう!

Point1:スキンケアが大事!

あなたのそのスキンケア、
ニキビの悪化につながるNGケアかも・・・

ニキビのない健康で美しい肌を保つために欠かせないスキンケア。しかし、その方法を間違えてしまうと、逆にニキビを悪化させてしまう場合もあります。自己流のケアを見直して、正しい方法を身につけましょう。

SKIN CARE01帰宅後のメイク、どうしてる?

NGケア 長時間メイクをしたまま
過ごすのはNG!

長時間メイクをしたままで過ごしたり、面倒だからとメイク落としを適当にすませたりしていませんか?毛穴がふさがっていたり、汚れが残っていたりすると、ニキビができやすい肌環境になってしまいます。

OKケア 帰宅後はすぐにメイク落としを

メイクによる毛穴のつまりは、ニキビ悪化の原因になります。帰宅したらすぐにメイクを落としましょう。指先で肌を強くこすらないように注意しながら、手のひらを使ってメイク落としをメイクと十分になじませたあと、水またはぬるま湯で洗い流します。髪の生え際やフェイスラインに洗浄料が残らないように気をつけましょう。

SKIN CARE02あなたの洗顔、間違ってない?

NGケア 洗いすぎ&ゴシゴシ洗顔はNG!

ニキビケアの基本は、肌の清潔を保つこと。でも洗いすぎは禁物です。1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシ洗ったりすると、肌を傷つけて必要な水分や脂分まで奪われてしまいます。
また、ニキビにさわるなどの刺激もニキビの悪化につながります。

OKケア 泡でやさしく包み込むように
洗いましょう

洗顔は、朝晩の1日2回が基本です。朝は起床後に、夜は帰宅後のメイク落としのあとに、ニキビをつぶさないように、やさしく洗いましょう。また、洗浄力が強すぎる洗顔料を使うと、乾燥して肌を傷つけてしまいます。刺激の少ない洗顔料を選ぶようにしましょう。

STEP1

洗顔料を手に取って、泡立てます。泡立てネットを使ってもよいでしょう。

STEP2

Tゾーンなど皮脂が多い部分を中心に、泡で顔全体を包み込むイメージで、やさしく丁寧に洗います。

STEP3

洗顔料を残さないように水かぬるま湯でしっかりとすすぎ、洗顔料が残りがちな髪の生え際やフェイスラインもよく洗い流します。

STEP4

洗顔後は、清潔なやわらかいタオルで軽く押さえるように水分を拭き取ります。

SKIN CARE03オールシーズンちゃんとケアしてる?

NGケア 肌が乾燥しやすい季節だけ重点的にスキンケアするのはNG!

乾燥する秋から冬にかけては、肌のターンオーバー機能も乱れがちで、ニキビもできやすくなる季節です。ニキビが目立っているときはしっかりとスキンケアをしていても、そのほかの季節のスキンケアがおろそかになっていることはありませんか?実は、紫外線が強くなる春や、汗や皮脂の分泌が盛んになる夏にも注意が必要なのです。

OKケア スキンケアはオールシーズン、
保湿は洗顔直後に

洗顔、保湿などのスキンケアは一年を通して重要です。特にニキビのある肌では水分が失われやすいので、洗顔後の保湿は大切です。まずは化粧水を顔にやさしく手のひらで押さえるようにして肌になじませます。その後、乳液や保湿剤、美容液などを、化粧水と同じようにやさしく重ね付けしましょう。使用するスキンケア製品は、ノンコメドジェニック表示のあるものがおすすめです。

  • ノンコメドジェニック:ニキビができにくいことをテストで確認している化粧品。

SKIN CARE04日焼け止めも、しっかり選んで!

NGケア 刺激の強い日焼け止めはNG!

紫外線は、肌の乾燥やニキビ痕(あと)の色素沈着の原因となるため、紫外線対策はとても大切です。でも、肌を守ろうとして、刺激の強いサンスクリーン剤(日焼け止め)を使っていませんか?サンスクリーン剤には、SPF値の高いもの、ウォータープルーフのもの、など色々な特徴がありますが、刺激感があったり、違和感を感じるようであれば使用を中止しましょう。

OKケア 低刺激、敏感肌用の日焼け止めを選んで

使用するサンスクリーン剤は、ノンコメドジェニック表示があるものがおすすめです。サンスクリーン剤の刺激感が気になる場合は、「紫外線吸収剤フリー(無配合)」、「ノンケミカル」、「敏感肌用」などの表示がある、刺激の少ないものを選びましょう。
使い方としては、顔であればパール大2個分ほどを全体にのばす、3時間に1回程度塗り直すのがおすすめです。また、製品によっては落としにくいサンスクリーン剤もあります。その場合は、専用のクレンジングなどできちんと洗い落とすことが大切です。

  • ノンコメドジェニック:ニキビができにくいことをテストで確認している化粧品。

Point2:ライフスタイルも大切!

ニキビ悪化の原因は、
ライフスタイルにあり?

ストレスや睡眠不足、栄養バランスが偏った食事など、日ごろの生活習慣がニキビの悪化につながることも。規則正しい生活を心がけて、ニキビのない健康な肌をめざしましょう。

LIFE STYLE01栄養バランス、偏っていない?

NG習慣 スイーツやお菓子だけで
すます食事はNG!

仕事などに追われるあまり、スイーツやお菓子などを食事代わりとしてしまうことはありませんか?今のところ、チョコレートなど特定の食べ物とニキビ悪化の関連性について科学的な根拠はありませんが、偏った食生活はニキビの悪化につながります。

  • 人によっては、特定の食品を摂りすぎるとニキビができやすくなることがあります。自分で「これを食べたらニキビが悪くなる気がする」と気づいたら、控えめにしてみましょう。
OK習慣 栄養バランスのとれた食事を

ニキビは、便秘によって悪化することもあります。便秘予防に役立つ食物繊維を含む食材や、健康な肌に欠かせないビタミンがたっぷりの緑黄色野菜などは積極的にとりましょう。
間食は控えて、1日3食の規則正しい食生活を心がけることが大切です。

LIFE STYLE02髪形や服装の注意ポイント、知ってる?

NG習慣 髪や服がニキビにふれるのはNG!

ニキビができていると隠したくなるものですが、そういうときほど、ニキビを覆うような髪型や服装はNGです。
髪などがふれると刺激となって、ニキビが悪化する原因になるためです。マフラーやマスクを常時着用するのもニキビにとってよくありません。

OK習慣 皮膚を刺激しないスタイルを心がけて

ニキビがある部分に髪がふれないように、できるだけすっきりとまとめるヘアアレンジを工夫してみましょう。なお、自宅にいるときはヘアピンやヘアバンドを使って顔に髪がかからないようにするなど、皮膚を刺激しない時間をなるべく作ることも大切です。
また、ニキビが擦れるような服装は避けましょう。

LIFE STYLE03睡眠不足やストレスもニキビ悪化の原因に!

NG習慣 こんな生活習慣もニキビ悪化の原因になります
ニキビをつぶす

ニキビを自分でつぶすと、周囲の皮膚を傷つけてしまうことがあります。また、うまく膿が排出されずニキビ痕(あと)が残りやすくなります。

睡眠不足

睡眠不足や不規則な睡眠は、ニキビの天敵です。ホルモンバランスの変化から皮脂の分泌が促され、ニキビの悪化につながります。

ストレス

ストレスは皮脂の分泌を促してニキビに悪影響を与えます。また、ストレスから、ニキビを
さわるなどの行動を無意識に習慣化させてしまうこともあります。

OK習慣 上手にストレスを解消し、
しっかりと睡眠をとりましょう

ニキビの悪化や再発を防ぐには、上手にストレスを発散することが大切です。趣味や適度な運動など、自分なりのストレス解消法を見つけておくとよいでしょう。
また、どうしても気になってニキビをつぶしてしまいたくなったときは、早めに皮膚科医に相談しましょう。特殊な器具を使ってニキビの中身を押し出す処置もあります。

ニキビをくり返さないために

スキンケアやライフスタイルも見直してせっかくよくなってきても、また別の新しいニキビができてしまった!なんていう方も多いのではないでしょうか。ニキビをくり返してしまう理由と、その対策についてご紹介します。

ニキビをくり返す主な理由

その1:性ホルモンの影響

一見キレイに治ったように見えても、性ホルモンの影響で皮脂の分泌が過剰になっていると、ニキビがくり返しできやすくなります。

その2:毛穴の奥の原因菌

ニキビの炎症は、増殖したアクネ菌によって引き起こされます。
アクネ菌は誰もが持っている肌の常在菌ですが、詰まった毛穴の中でアクネ菌が増えすぎると、肌に炎症が起こってしまいます。

その3:目には見えない、コメド(面ぽう)の存在

赤く盛り上がったり、腫れていたりする「赤ニキビ」のまわりには、実は赤くなる前のニキビ(コメド(面ぽう))が存在しています。赤ニキビが治っても、周囲のコメド(面ぽう)が肌に残っていると、ニキビを繰り返す状態から抜け出せません。

「コメドを知ろう!」ページへ

ニキビへの不満が解消されない場合は、一人で悩まず皮膚科医に相談を!

ニキビをくり返さないためには、赤ニキビとコメド(面ぽう)(赤くなる前のニキビ)の両方にアプローチすることが大切です。

しかし、市販薬などを使った自己流のスキンケアでは、一時的に今できている赤ニキビを治すことができても、コメド(面ぽう)まで取り除くことはできません。ニキビをくり返す場合、肌質に合ったニキビ治療はもちろん、普段のスキンケアや生活習慣の見直しも必要なこともあるため、一度、皮膚科医に相談してみるとよいでしょう。

なお、ニキビに似ていても別の皮膚の病気や、ホルモンバランスの異常など、他の病気が原因の場合もありますので、「ニキビくらいで」などと思わずに、早めに皮膚科を受診しましょう。

監修:日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
小林 美和先生