ニキビはどんなふうにできるの?
ニキビを克服するために、ニキビができる仕組みを確認しておきましょう。
まず、なぜニキビができてしまうのでしょうか?ニキビの原因には、いったいどんなものがあるのでしょうか?
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- 過度の
精神的な
ストレス
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- 不規則な
食生活
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- 睡眠不足
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- 便秘
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- 紫外線
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- 不適切な
スキンケア
肌の状態や体調は一人ひとり違うため、他の原因も関係していると考えられるでしょう。
また、いくつもの要因が絡み合っているため、ひと言で断定することはできないはず。
患者さんの数だけ原因があるといえるかもしれませんね。
では、ニキビがつくられるとき、あなたの肌はどんな状態なのでしょう?
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皮脂の分泌が盛んになる
男性ホルモンの分泌が思春期に活性化したり、ストレスなどが原因で過剰になったりすると、毛穴の奥の皮脂腺から皮脂がたくさん分泌されます。女性では男性ホルモンと女性ホルモンのバランスのくずれがニキビの原因の一つとなります。
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毛穴がつまる
肌の細胞には、一定周期ごとに生まれ変わるターンオーバー機能があります。それが乱れると、毛穴の出口の角層もはがれないでとどまり、厚くなって出口をふさぐようになってしまいます。
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アクネ菌が増殖する
アクネ菌は誰もが持っている肌の常在菌。毛穴がつまり、皮脂が充満した中で増えていきます。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビができます。
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あなたがニキビに気づいたのはいつでしょうか?
ほとんどの方が、「肌にポツンとできたとき」と答えるかもしれません。
ところが、ポツンと肌にあらわれる以前に、すでにニキビはできています。
それは、微小面ぽう(マイクロコメド)と呼ばれる、皮脂が毛穴につまりはじめた状態。目に見えないくらい小さなものです。
まだ炎症は起きていない段階ですが、目に見える段階(面ぽう(コメド)と呼ばれる白ニキビや黒ニキビ)、さらには炎症性の赤ニキビへと、放っておくと進行してしまうのです。
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ニキビができるまで(思春期のニキビの場合)
監修:東京女子医科大学皮膚科学 教授 川島 眞先生